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2016年2月8日

ちょっと刺激的なスマートフォンとカーナビの関係

新車を買おうと検討してる方、いまだガラケー使いだった仕方ないですが、スマートフォン使いだったら、カーナビはメーカ純正かディーラーオプションの社外品のどちらかという比較だけでなく、スマートフォン+カーナビ・アプリも比較対象に入れてごらんになることをお勧めします。新車だけでなく中古車を買おうとしている場合はなおさらお勧めします。

「Xperia Z Ultraはやめられない、そのワケ」でXperia Z Ultraの真打ちはカーナビとしたように、この週末も活躍してくれました。
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写真のようにダッシュボードの後端にXperia Z Ultra専用のクレードルを設置してあります。クレードルの真ん中にSONY純正互換のマグネット充電端子が備わっているので、Xperia Z Ultraを載せるだけで充電が始まります。固定のためのロックも要らず、着脱も単純にXperia Z Ultraを持ち上げるだけと極めて簡単。
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チョット前の時代のディーラーオプションのHDDナビを装備した車に乗っているのですが、このHDDナビ向けに「HDDナビ全国地図データ更新キット」なるものが2万数千円(税別)で発売されてきました。しかし、今回は「今後新たな年度更新版を発行する予定はありません。」と宣言されてしまいました。気に入っている車なのでまだ乗り続けるつもりでいるのですが、もう新しい道路の情報は提供されない、ということです。

実はこの「HDDナビ全国地図データ更新キット」を購入したのは2013年度が最後で、その年にXperia Z Ultraが出て、写真のようにカーナビの直上に設置して乗換えてしまったので問題はありませんが、消費者としては・・・です。
写真をご覧のように、備付けHDDカーナビから一回りほど小さい画面のXperia Z Ultraですが、走り出す前に手に取って、アレコレ情報を探すことはもちろん目的地をセットしてクレードルにおいてエンジンを始動すると、自動的にbluetoothで車のオーディオとつながり、カーナビとしてはもちろんハンドル奥に設置したマイクとセットでハンズフリーの電話機として機能してくれます。

2013年当時、乗り換えてしまった最大の理由は、カーナビのタッチ画面のタッチ感度や目的地を入力する際の感度や文字変換精度の鈍さが、iPhoneやAndroidの使い心地になれた身には辛かったからです。昨年や今年の新車に備えつけの最新型カーナビでは、かなり改善してきているようですが、残念ながらiPhoneやAndroidほどの操作性に到達しているとは感じません。

新車を買おうとしている方、最近のカーナビは地図データのアップデート無料がセールスポイントだったりしますが、良く良く読むと3年間限定だったり、なによりもその価格はお安いもので20万円、30万円超えも普通とイイお値段します。スマートフォンでカーナビするとなるとGoogleマップやYahoo!カーナビは無料、MapFan+のような有料モノでも高めに見て年額5,000円程度。
カーナビアプリを使うか使わないかにかかわらず、iPhoneでもAndroidでも毎月格安simで1,000円から、大手キャリアだったら6,000円からの費用を払っているはずです。
ここで、例えば20万円を3年分=36ヶ月で割ると5,555円。どうです、3年分のスマートフォン代がかなり浮くと思えてきませんか。

でも性能が違うだろうとご心配な方、確かに性能を比較するとGPSだけを頼りとするスマートフォン・ナビに対して、GPS以外にもジャイロやタイヤ回転数などを車載機器からの拾い上げる車載ナビでは、トンネル内のナビなどで車装備ナビとスマートフォン・ナビでは細かいところでの差はあります。しかし、空が見えてGPSが機能する限り、逆に言えば長いトンネルで内部に分岐でもない限り実用上大きな差はないと、経験上から思うのであります。

中古の車を買おうとしている方、車を買ったときに最初にカーナビのデータを新年度データに更新するために2万円程度の費用がかかることをお忘れなく。年1回のHDDデータ更新と、随時オンラインでデータ更新がかかるスマートフォン・カーナビとでは地図データの更新頻度に大きな差を感じます。
車の継続利用年数が2年という方は少ないでしょうが、多くの方のスマートフォン買い替え周期は2年でしょう。車載カーナビを買い換える方はなかなかいないと思うので、変化の激しいご時世に5年とか10年、地図データを年度ごとに有償アップデートしながら車載カーナビを使っていくか、常時最新地図を2年周期で新しいスマートフォンに乗換えつつスマートフォンでカーナビしていくか、です。

すでにAppleからもGoogleからも、それぞれカーナビ用にApple CarPlayAndroid Autoが提供開始しているようです。どちらもデバイスを車載器にケーブル接続して、車載モニターを乗っ取って利用してしまう形のようなので、こうなると車載側はモニターとオーディオ機能をスマートフォンに提供するだけの存在になってしまい、カーナビ機器メーカはビジネスが成り立たなくなってしまうような気がするのは、きっとまだ知識不足のせいなのでしょう。
いずれにせよ、スマートフォンの普及に伴って、車載カーナビ機器メーカには、最新地図情報の常時無償提供とスマートフォン並みの使い勝手が求める時代になってしまった、ということだと思います。

カーナビ選びの際にスマートフォン・カーナビを検討範囲にいれていなかった方、一度検討されることをお勧めします。

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