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2015年7月27日

【Android】悲報、Xperia Z ultra 磁力の罠に

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普段使いで愛用してる「片手におさまる 大画面世界最薄、防水対応約6.4インチフルHDタブレット」ことXperia Z Ultra(通称ズルトラ)が壊れました。パスポートサイドの本体幅は、実効的に片手で持てる最大サイズで薄く、正にパスポートのように上着の内ポケットに収まりがよく、画面の大きさから普段から自宅外での動画鑑賞と読書やWebサイト閲覧に愛用していたのですが・・・壊したのは自分自身なので泣くに泣けません。
ココをご覧のXperiaユーザの方が同じ轍を踏まないように、恥を忍んで罠にハマった経緯を公開しますので、他山の石としていただければ幸いです。

Xperia Zシリーズ全般に関わる罠かも

自分はXperiaでもマイナーっぽいZ Ultraは持っていないから大丈夫と読み飛ばさいでください。色々なモデルを揃えて破滅的実験をしたわけではないのですが、ここで起きたことはXperia Zから始まりZ1シリーズ、Z2シリーズ、Z3シリーズと4世代続いた本体サイドにある「マグネットチャージングドック用接触端子」を装備した、Zシリーズ全般に関わることなのかもしれないのですから。

「マグネットチャージングドック用接触端子」の存在意義は

Xperia Z Ultraの魅力は画面が大きい以外に、IPX5/8相当の防水性能とIP5X相当の防塵性能を持っていることです。早い話が風呂に持って入ってまったく問題ないということで、いつも風呂で読書したり動画を見ていたものでしたが、この防水防塵性能にも弱点がありました。防水防塵を実現するために防水対策を施したイヤホン端子の除いた、充電通信用マイクロUSB端子などはすべて防水用キャップでキッチリ蓋しなければいけないわけですが、この防水用キャップを何度も開け閉めしていると防水用Oリング部分に寿命が来てしまったり、本体から外れてなくなってしまったりする。
このように防水キャップは消耗品であるにもかかわらず、携帯ショップなどでは入手不能という過酷な仕組み。これを避けるために、防水防塵キャップを開け閉めせずに充電できる本体左側面の「マグネットチャージングドック用接触端子」が大活躍。という風が吹けば桶屋が儲かる的ロジックとなっています。このドック用端子から充電するためのクレードルがデバイス本体には付属していたり、オプションで提供されていて便利に使わせてもらっていました。

昨日の出来事

昨日、出先でお茶していたらZ Ultraの電池残量が20%を切っているのに気がつき、同時に目の前に100V電源コンセントがあることにも気がつきました。慌てず騒がす某メーカのUSB急速充電器と充電用マイクロUSBケーブルを出して、コンセントに差してZ Ultraの横に置きました。
そして冒頭写真にある10cmほどのマイクロUSBをマグネットチャージングドック用充電変換コネクタを取出し、両側のマイクロUSBを合体接続して机の上に置いた、ただ置いたのです。
すると磁石内蔵の変換コネクタとZ Ultraが磁力で引きつけあって勝手に充電端子がくっついてしまったのです。しかも上下逆に!
アッ、と思ったらそれまで着いていたZ Ultraの画面が切れました。すぐにコネクタを引き外しましたが時すでに遅く、Z Ultraは反応しませんでした。こうしてXperia Z Ultraはまんまと磁力の罠にハマったのです。

SONYは悪くない、でもSONYブランドが

慌てましたが、思ったことはコレはSONY製だからきっと大丈夫。この程度のことはデバイスメーカとして想定して逆接続対策をしてあるはず!と自宅まで大事に持ち帰ってネットで情報をあたってみて、唖然。すでに似たようなことで壊した方の屍累々、ちょっと大袈裟にはそんな感じ。
純正クレードルに置くときには角度があるので表裏を逆に差し込むことはまずないでしょうし、逆差ししても充電端子が逆密着しないようにコネクタ形状を変えてあるということのようです。またクレードルは提供しても、クレードルを持ち歩くのは邪魔だと思う人向けにSONYとしてケーブルコネクタだけは提供していませんから、こういうことは起きない。だからSONYは悪くない、と言えると思います。
しかし、クレードルはかさばるからケーブルコネクタがほしいという人向けに、量販店や携帯ショップなど市場にはコネクタ形状を変えてないXperia用非純正ケーブル磁力コネクタが溢れています。こうして、本稿のような事故は起こるべくして起きているということになります。なんだかSONYブランドが泣いてるような気がして、寂しいです。

Xperia Z4には「マグネットチャージングドック用接触端子」がない

少し前に出てきたXperia J1 Compactから充電はマイクロUSB端子がキャップレス防水で対応ということになって「マグネットチャージングドック用接触端子」が廃止されました。Xperia Z4も同じです。使い勝手はドックに置くだけで充電できて便利だった「マグネットチャージングドック用接触端子」ですが、廃止は逆差しトラブル解消という目的もあったのかもしれません。

Xperia Zシリーズ、Z1シリーズ、Z2シリーズ、Z3シリーズをお使いの方々、磁力の力を侮ってくれぐれも油断されないように!

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