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2018年9月21日

【実録】iPhone、Androidアプリのリジェクト理由とその真相

アプリを開発する方であれば誰もが経験し、悩まされるのがリジェクトです。AppStoreではアプリ公開前にAppleが定めるガイドラインに適合しているか審査があります。ここでは当社が実際に経験したリジェクトの内容をご紹介します。

申請時の情報不足:

アプリの説明文やスクリーンショットが不十分でアプリの中身がわからない。必要な情報が抜けていたことが原因です。申請ルールが変わった後に発生しやすいです。

アプリがクラッシュする:

事前に確認して問題が発生しなくても審査で不具合が発生するとリジェクトとなります。ユーザーにアプリを届ける前にバグがひとつ解消したと考えて前向きに対応しています。

アプリの必要性がない:

ウェブサイトでも表現ができるアプリはリジェクト対象となります。実際、カタログアプリを開発した時、「ウエブでも実現できます」とリジェクトとなりました。参考書アプリを開発したときは「本なのでiBookでリリースしてください」と連絡がありましたが、アプリ内で検索機能や音声ファイル再生機能があり、「アプリの必然性がある」と説得し承認されました。

単機能アプリ:

初期のiPhoneには細かい機能はありませんでした。そこで当社は端末を横に傾けても画面が回転しない機能のアプリ、懐中電灯機能に特化したアプリなどを開発しましたが、現在のiPhoneにはデフォルトで搭載されている機能のため、リジェクト対象となります。

オリジナリティが低い:

開発したアプリのアイコンがApple純正の時計アプリに似たデザインだったため、(何度か承認はされましたが)リジェクトとなりました。 逆のケースで、他社が当社開発アプリの画像を流用したアプリをリリースしていたことがあったのですが、Appleに事情を説明するとAppleからその開発者に連絡が行き、対象アプリを取り下げてもらいました。

子ども向けアプリは要注意:

子ども向けアプリにアプリ内課金機能がある場合、子どもの誤操作で課金されないよう暗証番号や特定のパターンを入力させる機能を実装する必要があります。

AppleがNOというアプリ:

Apple MapとGoogle Mapを左右に表示して見比べることができるアプリを開発したところ、Appleから承認できないと電話がありました。具体的に違反している内容は伝えられませんでしたが、ダメなものはダメと理解しました。

 

審査する側も人間なので個人差があります。前の担当者はOKで、新しい担当者ではNGということは多々あり、「かなり前に開発した部分だけど、今更そこを指摘するの?」と思うこともあります。 また、一度リジェクトされると前回のリジェクト原因を集中的に確認するため小手先の修正やごまかしは通用しません。根本的な改修も想定しながら対策を検討します。

 

ちなみにGoogle Playの場合ではリジェクト経験はほとんど無いのですが、印象的だったケースをご紹介します。

スパム行為:

Androidアプリ開発初期の当時、AppStoreの申請と同じように複数のキーワードを設定したところ、スパム行為としてリジェクトされ、最終的にはアプリが消されました。対策としては単純にキーワードを削除し、別アプリとしてリリースしました。

プライバシー保護法違反:

13歳未満の子ども向けアプリを申請する場合、児童オンライン プライバシー保護法(COPPA)に準拠する必要があるのですが、日本人の感覚でOKなコンテンツ(桃太郎が桃から生まれたときの絵)も準拠していないと判断を受けてリジェクトされました。

 

これまで数百本のアプリを開発してきましたが、アプリによってリジェクト内容は様々でその都度、お客様と相談し試行錯誤で対応をしています。リジェクトされそうなアプリについては企画段階でリジェクト回避の調整や仕様を追加して対応していますのでiPhone、Androidアプリのリジェクトでお困りの方は当社までお気軽にご相談ください。

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