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2019年1月25日

【高速化?軽量化?】Google検索やWordPressなどのCMSにも親和性の高いAMPの導入のススメ

最近、スマホやタブレットで、Googleを検索すると、以前とはかなりフォーマットが変わってきているのにお気づきでしょうか?

  1. ページ送りがなくなった
  2. ニュースとかアプリ、航空券、お買い物などで画像やアイコンが表示されることが多くなった
  3. ⚡マークが付くようになった
  4. URLが表示されなくなった

その他色々あるかと思いますが、その中でも今回は3の⚡マークに注目してみたいと思います。
個人的には、URLが表示されなくなっていることが意外と気になっていますが、こちらはブラウザにも依存するので、Googleだけの問題でもないですね。

⚡マークとは?

私の場合、スマホで飲み屋とか探していると、この⚡マークに出会うことがあります。某グルメサイトは、バッチシ対応しているようです。これは、AMPという技術を利用して、Google検索でGoogle側でコンテンツをホストしている場合のマークです。

AMPというのは、オープンソースのプロジェクトの名前で、容量が大きくなってしまったHTMLとJavascriptを最適化し、軽量化しようとするプロジェクトです。それに加えて、Googleのサイトにファイルを置いて、サイトの読み込み速度が上がることが目的のようです。(Googleのサイトにファイルを置くと、必ずサイトの読み込み速度が速くなるのかは断言できませんが、一般的にはかなり速くなると思われます)

AMP Projectのホームページによれば、

・表示されるのに10秒以上かかるサイトがモバイルサイト全体の75%

・モバイルユーザーの53%がロードされて3秒で離脱してしまう

・表示が早いと、2倍の広告が表示できる

と謳われています。

詳しくは、以下のAMP Projectのホームページで。

https://www.ampproject.org/learn/overview/

AMPが適したコンテンツ

こちらもAMP Projectによると、AMPが適するサイトは

・媒体系

・広告系

・Eコマース

・アドテク系

とされています。これらのサイトは基本的にページ数やページビューがかなり多くなります。サイトの読み込み速度があがることで、即座に結果(売上)が出やすいということなのでしょうか。

反面、HTMLとJavascriptを最適化という名の下、簡略化されるため、見た目や機能的に大きく変わってしまいます。元からシンプルなサイトの場合は、影響は少ないですが、しっかりデザインを施したサイトについては、影響が大きくなります。

以下は、弊社のAMPの例です。

いわゆる、サービス紹介ページですので、AMPのほうが少々見た目が??という感じになってしまいます。
とはいえ、モバイルの場合、極端にクオリティが落ちるということはなく、特に読み物系の場合はむしろ読みやすいということもあるのかもしれません。
また、見た目については、オリジナルのものは維持できなくても、別のテーマを利用することである程度回避することはできます。
ただし、AMPのためにデザインを作る場合は、本体とは別に工数がかかってしまうというデメリットはあります。

導入のメリットとデメリット

前項でも書いた通り、AMP Projectとしては、媒体系や広告系のサイトが最適ということのようです。確かに、デザインをきっちりしたサイトの場合は、AMPにすることによりデザイン性が損なわれる可能性がありますので、積極的に対応しないという方針もアリかもしれません。

そうなると、コーポレートサイトなどでAMPに一切対応する必要はないかというとそうとも言い切れません。
この数年の流れとして、コーポレートサイトやサービスサイトでもブログなどの読み物系コンテンツを載せることが引き続き多い状況にあります。
そういう場合は、読み込み速度が早くなり、離脱率が下がるとか、上記の⚡マークを検索の時に見てクリックしやすくなるとか、SEOに効果があるかも??(現時点でははっきりしていませんが、Googleは以下のページでAMPのことを「Googleと相性の良いサイト」と言っていますので、将来的にSEOには効果があると言っても過言ではありません。https://support.google.com/webmasters/answer/6340290?hl=ja)とか考えると、積極的に導入する動機づけにはなるのではないかと考えられます。

それを裏返すと、それぞれデメリットになってきます。どうしても費用がかかってしまうことです。スマホサイトとは別で管理するので、仕方のないところかもしれません。また、現時点ではSEOに必ず効果があるとは言い切れないところもデメリットかと思われます。

とはいえ、新しい技術をぜひ!とか、Googleからの流入が多いサイトについては、導入して大きなデメリットはないかと思われますので、ご検討してみてはいかがでしょうか?

導入方法

お客様のサイトがまずはどのように構築されているかによって導入方法は変わってきます。いわゆるスクラッチ開発でCMSなどのフレームワークが導入されていない場合は、ぜひ弊社のようなWeb開発会社にご相談してみてはいかがでしょうか?かなり難易度が高いので、自力で行うにはハードルが高いと思われます。

WordPressなどのCMSフレームワークが導入されている場合は、テーマを修正することで導入できますが、これもそれなりにハードルが高いので、ぜひ弊社にご相談ください。ただ、WordPressなどの一部のCMSについては、プラグインをインストールするだけでAMPが実現できるようになっていますので、気軽に試すことができます。(ただし、本番運用されているサイトにつきましては、プラグインの導入等はよくご検討の上、進めてください。導入により、思わぬ不具合も出る可能性があります。そういう場合のご相談も弊社では承ることができます。)

WordPressのAMPプラグインは、複数あります。WordPress本家が開発しているものと別の方が作っている2つが有名そうです。

弊社サイトでは、両方インストールして試しておりますが、本家の方がシンプルで設定は簡単です。初めて利用される場合は、こちらをオススメします。

まとめ

Webサイトの高速化は、様々なメリットを生み出します。皆さんもご経験があるかと思いますが、表示するのにすごく遅いサイトは離脱しやすい原因となります。高速化することで離脱率は改善されます。
離脱率が改善されると、ページビューもそれにつれ上がってきます。
また、Googleのページランクも改善すると言われておりますので、高速化は全くデメリットがないと言っても差し支えないと思います。
もちろん、サイトを高速化するには、AMP以外にも様々な手法がありますが、その中でもAMPは比較的低コストで導入できるため、多くの選択肢の中で有力な候補と言えます。メリット・デメリットはお客様によっても変わってきますので、ぜひ弊社にお問い合わせいただければと思います。

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